2019/06/02 11:05

続きです。


コーヒー豆の品質と焙煎の話で、酸味をアシディティと呼んでいると書きました。
焙煎の方法一つにとっても、様々、どの焙煎機でどういう方法かでかなり違いが出てしまいます。
カルマンコーヒーでは、良いアシディティと、心地よいフレイバー、甘みを出すために、半熱風式を採用しています。
深く攻めたいなら直火、細かなニュアンスよりも効率の良さと大量生産を狙って熱風式、といったように利点もあるわけです。

焙煎後の問題もあります。
ピックと言って、死豆を取り除く作業をどこまでするのか。
死豆は、渋みなど、苦味とは違う不味さの原因だらけです。大量生産の豆はどうしてもここが処理が難しいみたいですね。
これも嫌な酸味の原因の一つでしょう。

抽出でよくありがちなのが、浅い豆を大量に大きなカップで入れて、水っぽいジャバジャバなコーヒー。
香りが良いなら、まだ飲めるのですが、単に水っぽく酸っぱい飲み物になってるものがあります。
そしてそれがさらに失敗した過抽出による渋みによる酸味。
その後、保温サーバーで延々と温められた煮だしたコーヒーの酸味。

大体はこれらの複合的なことが合わさってできた、いやな酸味の経験談となっています。
これらのことがないように、より徹底して生豆から最後の抽出までを管理しているから、カルマンコーヒーの酸味が美味しく感じられるのです。

カルマンコーヒー