2019/06/01 11:54


コーヒーは苦いもの、酸味は苦手。
もしくは逆に、苦いからコーヒーが苦手、という方がいらっしゃいます。

まず酸味で嫌な経験をなさった方々、きっと青臭い、草のような匂い、水っぽい、などなどあると思います。
これは、コーヒー豆の品質、焙煎、管理、抽出、抽出後の時間、などなど色々な原因があって、どれと特定は出来ません。
大抵はそれら複合的なものが重なって、あの嫌な酸味となってしまって、飲んでしまったのでしょう。

当店では、皆さまほとんどが、
「あれ?コーヒーの酸味がこんなに好きになって、自分の舌どうしちゃったんだろう?」
とおっしゃっていただきます。
では、1つずつ解決していきましょう。

コーヒー豆の品質ですが、世界で最もコーヒー消費が多い、ノルウェーとフィンランドでは、いい豆ほど浅く酸味と甘みを強調させます。
逆に言えば、スペシャルティコーヒーと言えどもランクがあって、スペシャルティの底辺は深く苦くしないと誤魔化せないという現実(お客様が苦くないとコーヒーじゃないと言うので、ステレオタイプ的に深くしてる店もあると思います)、甘くカカオのような深さのある深煎りならわかるのですが、基本的に深くすると味は一辺倒になりがちです。
深煎りの難しさはそこにあります。
コーヒーの世界では、酸味をアシディティacidity呼び、酸味とは区別しています。
綺麗なアシディティは、クリーンなイメージ、舌の両脇に感じる上品な果実や野菜の旨味さえわかります。
当店では、このアシディティを大変重要視しています。

話は長くなりそうですので、続きはまた今度に

カルマンコーヒー