エチオピア グジ G1 ウシュウシュ 100hrsマイルドファーメンテーション / ナチュラル Ethiopia Guji G1 Ana Sora Wush Wush /100hrs mild anaerobic fermentation/Natural 100g

SOLD OUT

なんとあの話題のウシュシュ種、ちょっとだけの限定数量、下の講釈は本来はどうでもいいです。読みたい方は読んでください。
とにかく飲んでみて欲しい豆です！！


丁寧に管理された100時間嫌気性発酵+40時間の通常ナチュラル工程と同じような乾燥工程を経たエチオピアナチュラル、最近少し話題のウシュウシュ単一品種。チェリー＆モルトウイスキー、ブルーベリーとメロンキャンディのような甘さが特徴です。

商品名：Ethiopia Guji G1 Ana Sora Wush Wush /100hrs mild anaerobic fermentation/Natural

原産国：エチオピア(Ethiopia)

地域：オロミア、グジゾーン、アナソラ、イルバ・ムダ周辺(Irba Muda, Ana Sora, Guji Zone, Oromia)

精選所：アナソラウォッシングステーション/ドライミル(Ana Sora washing station/drymill)

生産者:イルバ・ムダの周辺の310の生産者(310farmers in Anasola

標高：1850－1950masl

品種：ウシュウシュ単一(WushWush)

精選：嫌気発酵ナチュラル(Natural)

約100時間の嫌気性発酵＋約40時間の日陰/ナイロンメッシュドライテーブルで乾燥(100hrs anaerobic farmentation+40hrs dry process on drying table under shade)

クロップ：2020/21

カッピングコメント：チェリー＆モルト、ブルーベリー,メロンキャンディー

★ウシュウシュ

近年注目を集めているウシュウシュ。これはカッファ地方（コーヒーの流通区分でいうリム/ジンマ)のウシュウシュ村周辺で自生していたものが、品種を登録されて区別され栽培されるようになりました。地域やマイクロクライメイト（栽培地域の微妙な気象条件）によって多彩に味を変えることから、エチオピアだけでなく、コロンビアなど有名コーヒー産地でも栽培、研究が進められています。

ウシュウシュが位置するカッファ地方は1897年にエチオピアに併合されるまで、カッファ王国として、象牙や金、シベット（霊猫香）と呼ばれる希少な動物油の貿易で栄華を極めていました。太古からコーヒーの栽培は盛んに行われており、スパイスのカルダモン、ピーマンの親類のような野菜、バナナの木とともに育てられています。

コーヒーの花の受粉にはかかせない蜂を生かしてこの地域で盛んな養蜂も行われており、シェードツリーに木製のはちみつ収穫用の巣箱がおかれている光景もこの地域ならではです。このエチオピアのはちみつを使ったワイン「Tej」（天然の酵母とはちみつ、クロウメモドキ種のgesho、エチオピアンホップとも呼ばれる植物で苦みと香りをつけたワイン)にかかせません。

★発酵工程について

今回はウシュウシュのさらなる魅力を引き出すために、発酵工程に工夫を加えたロットです。
まず集荷されたコーヒーチェリーはフロートタンクと呼ばれる、水比重選別を行うための水路のような区画に流し込まれます。水の上に浮いた未成熟のコーヒーチェリーを一旦掬い取り、水の底に沈んだチェリーを一旦取り出し、木枠にワイヤーを細かく張ったテーブルに移されます。
テーブル上で明らかに目に見えるダメージのコーヒーチェリーを人の目と手で取り除きます。
次に空気を透過しないビニールの張られた容器に入れられ、封をして倉庫に保管されます。通常の発酵工程で酸素を消費しながら活発になる酵母とは違う種の酵母が活性化し、通常の天日下で行われる発酵とは異なる香りが醸造されます。

そして発酵過程を終えて取り出されたコーヒーチェリーは日陰に設置されたアフリカンベッドと呼ばれる乾燥棚でゆっくりと温度と水分値を計測しながら約40時間（天候によっても異なりますが）乾燥させます。

その後、乾燥したコーヒーチェリーの果肉の部分を脱穀します。そしていくつかのロットでカップ検査を行い、輸出先が決まるとパーチメントを脱穀し、パッキングされ港に運ばれます。

こういった一連の発酵工程の目的としては、ただ発酵させることではなく、発酵工程を経ても、透明感を残しつつ本来のコーヒーの持つ特徴の香り、甘さを増強、拡張させることです。限られたインフラと人の知恵を駆使して様々な取り組みを行っています。まだまだ発展途中ですが、彼らの取り組みへの熱意に共感、尊敬し、応援するため、今回いくつかの規格の発酵（G3、G2、G1）を仕入れ、その中でもG1クラスをお届けいたします。